古民家を活かす
リノベーションという選択

アトリエ・ヌースでは、祖父母が大事にくらしてきた、
築およそ100年の家を事務所へと改装して使っています。
私もこどもの頃よく遊びに行った家であり、
思い入れもあったため、家の表情を極力残しつつ、
新しい収納やフローリングもなじむように作りかえました。

古民家に使われている柱や梁には
年月を重ねた独特の美しさがありますが、
木材に狂いが生じてきていたり、
腐れのある箇所があったり、
耐震性が心配なことも多く見受けられます。
基礎工事や躯体、壁、床のひとつひとつに対して、
残すか作り替えるか、さまざまな角度から検証するため、
実は新築を建てるよりも難しい作業になります。

それでも、私たちのように
「思い出のある家を大事に住み継ぎたい」
「理想のくらし方に合う家づくりをしたい」
という方の力になりたい。
そんな想いで、
古民家リノベーションにも取り組んでいます。